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のじれん解散のおしらせ

  • nojiren
  • 2月22日
  • 読了時間: 2分

2025年2月8日(土)の午後1時より、東京ウィメンズプラザにて、のじれん総会を開催しました。総会では、冒頭で提起された基調提案を修正の上で承認し、のじれんは解散しました。これまでのご支援ありがとうございます。


今後は、基調提案文中にもあるとおり、総括の文章を冊子などのかたちにまとめ、ウェブ上でもアクセスできるようにします。


決議事項


2025年2月8日の総会において、下記の基調提案を承認しました。


基調提案


これまでの越年の活動、のじれんによる共同炊事の取り組みの中で、深刻なセクハラ、パワハラが生じていたこと、対応が不十分だったことがわかったため、のじれんは2023年12月に活動を中止していました。それ以降、一連のよりあい、話し合いの中で、ともに食事をつくり、食べ、寝泊りする活動の場において、セクハラやパワハラなどの問題が繰り返し起こっていたことを、私たちは認識するにいたりました。活動の場をより安全で安心なものにしようという取り組みにもかかわらず、活動の中で生じている力関係の偏りに対する理解が参加者の間で十分に共有されておらず、見解の不一致があることもわかりました。


またそれに先立って、私たちの活動の実態が、組織発足以来の活動理念や、それが前提に置いていた野宿者の状況(テント村共同体や集団野営)に、長らく合わなくなっていました。


上記の理由から、渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合(のじれん)は、団体を解散することを提起します。解散に至る経緯、組織としての問題などについては文章にまとめ、近日中に公表します。


のじれんの資産(炊事道具、事務所、口座預金、車、物資など)は、2023年12月31日以降、神宮通公園で炊き出し活動を続けている、渋谷食堂の活動に引き継ぐことを提起します。

 
 
 

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1 Comment


screamer
Apr 06

 私はのじれんパワハラ告発者の一人です。のじれんが解散し、その資産が渋谷食堂に引き継がれることについて、大変遺憾と危惧を感じています。私の被害も解決しておらず、「のじれんとは関係ありません」と宣伝する渋谷食堂が名前を変えただけののじれんであると感じられる実態もあったからです。


 2023ー2024年の越年越冬突入前に複数の告発により明らかになった、のじれんが担う共同炊事の現場において、長年多くの見えざるセクハラ・パワハラ被害が生じ、深刻なトラウマを負う人達もうみだしてきた事実は、数々の証言から、もはや誰もないことにはできませんでした。


 ハラスメント問題を真摯に受けとめた人たちは活動自粛をし、現場に来れなくなった被害者たちと向き合い、話し合いをしてきました。歴史ある社会運動団体が、深刻な人権侵害をしてきたのだから、同じ過ちを繰り返すことで誰かの命を軽んじないために話し合いをするのは当然のことでした。(話し合いの内容は、こちらののじれんが参加していた渋谷越年越冬実行委員会の見解にある通りと、https://note.com/shibuyaetto2324/n/n42fa2bfebf92 被害者それぞれとの個別の話し合いがありました)


 しかし、この深刻な状況下で、最も話すべき人達は話し合いをせず、かつてののじれんにおけるハラスメントが温存される原因のひとつであった「誰も排除しないが、去る者は追わず」「来たくなきゃ来なきゃいい、来れない人はしょうがない」という、加害側に都合のいい被害者排除のあり方で告発者の声を遮り、同じ過ちを繰り返す懸念点があるまま「仲間の命を守るために食の提供を第一に考えて」炊き出し活動を「渋谷食堂」と銘打ち継続してきました。そこではハラスメントで現場に来れなくなった人たち、炊き出しが必要なのに食べれなくなった人たちの命は、「仲間のいのち」として扱われませんでした。


 深刻な被害の数々の証言を受け、支援活動の維持ができなくなったとき、渋谷界隈では越年の取り組みは他団体でも行なっており、「ここでやらないなら別のところへ行くよ」「炊き出しは他にもあるから」という野宿当事者の声もあり、のじれんが絶対的に食の提供を行わねばならないという状況ではありませんでしたが、それでも「野宿者のために炊き出しをしたい」と率先したのは、ハラスメントが温存されていた現場の中心を担っていた人物達でした。彼らは私が知る限り、大きなイベントごとに行っていた「安心、安全な場所づくり」のためのセーファーの話し合いにもきたことがないひとたちでした。


 私はハラスメント問題について理解を得られたとは思えないメンバーが炊き出しを率先することに恐怖と怒りを感じ、賛意を持てないことを強調しましたが、私の被害内容の詳細も有耶無耶にした張本人が率先して「渋谷食堂」と銘打った炊き出しを行ってきました。そして私自身のパワハラ被害も未解決なまま現状に至ります。


 彼はハラスメントの原因になり得る「勝手に話し合いをせずに酒を出す、酒盛りをしだす」人物であり、かつて私は酒を出そうとする彼に「現場で酒を出さないでほしい」という旨の反対意見を述べたときに、突然大声で怒鳴りつけ、反対意見を押さえつけようとしました。これは明らかなパワーハラスメントでしたし、後から後から、その怒鳴り声は、なぜ怒鳴られたかという原因とともに、頭にガンガン響くようになったのです。


 過去に界隈では(支援活動、運動行動内ではありませんが)酒にまつわる殺傷事件も起こっていたことから、このような不特定多数が集まる支援活動現場において酒を出すか否かは、過去の過ちを振り返りながら、参加者同士の慎重な議論がされた上で決めてきたことであり、出すときにはかなりの人手を動員して相当な配慮と対策が必要な多大な労力のいることであり、勝手に個人の判断で支援現場で酒を出す行為は許されるものではありませんでした。


 話し合いが不成立なまま、改善策も明示されずに慈善行為であるという炊き出しを野宿当事者との話し合いからでもなく、一部の支援者の大義名分で強行されたこと、その炊き出しの正しさについて被害者不在なままSNS を使いネット上で宣伝されたこと、さらにはそこに事情をよく知らない野宿当事者とボランティアも一定数ついていったこと、しかも炊き出しに来る状況をよく知らない人たちには今回のハラスメント問題についてかなり矮小化して伝えられていたこと、「告発が意図的に炊き出しを潰した」とふれこむことをする者もいたらしいことーーで被った精神的な打撃は大きく、私自身の日常動作や日頃の経済活動にも長期的に影響を及ぼす心身の不調きたしてきました。


 そして話し合いができない状態のまま活動をし続ける渋谷食堂では、私以外にもかつてののじれん被害者達への二次被害も生じました。実際に渋谷食堂を利用している野宿者からもその実態について話を聞く機会もあり、現場に行けなくなった者の一人として、やはり渋谷食堂は名前を変えたかつてののじれんと同じであると感じています。


 そして今現在も、現場に行けない人達の存在はかき消されたまま、支援現場で圧倒的に優位性を持つ男性たちにとって、その炊き出しは特段危険ではないことが多いから、嫌な思いをした少数派は声をかき消されてしまうし、どこに訴えていいのかわからないし、改善努力をしている事実があるとしても、聞く耳を持つ人がいなければ被害は発覚しないし、正しさを掲げる支援活動のもとに自分さえ去ればいいと思ってしまう被害者も多い、これはかつてののじれんで起こっていたハラスメントが温存される仕組みが渋谷食堂で再生産されているに他なりません。


 路上は、男だけのものではない。炊き出しの現場は、男だけのものではない。困窮者も、男だけではない。現場に行けなくなった人たちは(その多くは女性)、存在を軽視され、ないことにされ、どれほど苦しんできたか、いまでも見えないことにされている者たちの存在を、もうこれ以上、踏み躙らないでください。


 何より今回の問題で身に染みてわかったことのひとつは、同じ女性同士でもハラスメント問題を考えるときに、必ずしも連帯したり、分かり合えるわけではないということです。それが何よりの打撃でもありました。


 のじれんのハラスメント問題は終わっていません。のじれんの資産を引き継いだ渋谷食堂は二次加害の温床になっています。私だけではなく、野宿者、困窮者、支援者問わず、今なお現場に行けない、行きたくもない被害者たちが多々いることを、どうか忘れないでください。


 そして、他多くののじれん被害者たちにとって、今回の問題に対する見解や正解はそれぞれ別のものである点を尊重し、これはあくまで私個人としての、のじれんパワハラのいち告発者の声であることも、お断りしておきます。


 複数いる被害者のうち渋谷食堂の活動を支持した人も確かに少数いました。しかし、だからといって私が受けたパワハラ問題もないことにしていいわけではないのもまた確かなはずでした。

 私と類似の問題で当該人物に苦しんできた人たちは他にもいたこと、ハラスメント問題の核心にせまりうる事案であること、渋谷食堂の実態から、この問題についてないことにしてはいけないと感じてきました。


 また、「解散に至る経緯、組織としての問題などについては文章にまとめ、近日中に公表します。」とありますが、ここに私が書いたことについて詳細の事実関係の証拠提出も不可能でないことから、この内容ついて説明がされないのであれば、また再度私は問題提起せねばならないのではないかと、危惧しています。

 しかし、私はこれ以上、もう自分の日常を精神的苦痛で壊したくありませんし、実名を公表して、再びもう関わりたくもない者達と対峙するのは、精神的苦痛伴う以上、どう考えても健全な生活を立てなおしていくうえで本当にリスクがあるのです。のじれん団体内のハラスメント問題に対する見解の不一致について、納得のいく発表をしていただきたいです。


 最後に付け加えたいことがあります。

 最近読むことができたフジテレビのハラスメント問題についての第三者委員会の報告書が、ハラスメントが人権侵害であることや何が二次加害になりえるかについて的確だったことに、私は力づけられました。

 のじれんも資産を渋谷食堂に引き継ぐ前に、その資金を用いて、今なお声をかき消され、見えないことにされている被害を受けた側や、渋谷食堂のあり方に賛意を持ちかねる人たちにも納得のいくような報告を作ることで説明をしてほしいです。

 それが何より、表立って声を上げた元支援者達だけでなく、野宿者支援団体として支援対象者であったはずの、今も姿を現すことが困難で代弁事案になっている、炊き出しが必要だったはずの、多くの女性野宿者への人権侵害に対し長年無力であったことに対する誠意でもあるのではないでしょうか。

 私も含め、野宿当事者予備軍として、自分ごととして貧困問題を考えられることが動機で活動参加してきた支援者も多いですから、これは私自身の問題ではありませんが、野宿者支援団体という前提があるのじれんのこの問題に対するスタンスは重要であるはずなので、この点も言及させていただきました。

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